年明けから週に1回為末さんの
記事が発信されています。
トップアスリートだった為末さん。
ご自身の体験を軸にしながらも、
客観的な見方、考え方で、
アスリートにまつわる事柄を
説明していただけるので、
とても参考になります。
私のパフォーマンス理論 vol.1 -練習時間について-
アスリートの卒業の仕方としては、
理想のひとつだなあ。
為末さん、年明け1回目の記事は
練習時間について、でした。
陸上競技、しかも短距離選手と
ゴルフでは考え方が異なるところは
多い気がしますが、考え方は
大変参考になりました。
為末さんの練習時間は、
こんな
感じだったそうです。
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以下が私の練習時間の推移である。
小学生-週2日/1日90分
中学生-週5日/1日2時間
高校-週5,6日/1日2-3時間
大学-週5日/1日3-4時間
22-26才-週5,6日/1日5-6時間
27才以降-週5日/1日2-3時間
色々やったみて、1日2時間あれば
ほとんどの練習効果は得られるという
結論に至った
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為末さんが上げている理由。
時間以外で最も貴重な資源は
「モチベーション」だと。
確かにその通りだと思います。
個人的にも子どもが持っている
エネルギーを最も大事にしたい。
ゴルフをやり続ける源泉です。
長い練習は、それを奪うこともある。
本人がやりたくて、やめたくなくて
やる分にはいいけれど、
やりたくないものを無理にやらせても
いい結果を生まない、と思います。
モチベーションが上がるような
環境を準備したり情報を提供する
くらいかなあ、親ができるのは。
競技にどんどん参加することが
モチベーションになる選手もいれば、
絞り込みながらじっくりコツコツ
やるのが好きな選手もいると思います。
それを観察しながらかな。
それから、長く練習すると、
長く練習できるように出力を
抑えてしまうことを体が覚える
という主旨のお話。
これは、陸上競技の中でも
短距離選手の特徴なのかも。
そう考えると、才能大事だな。。。
とはいえ、最初から才能があるなしを
周囲が決めにかかる必要はないし、
効率よくやることで才能が開花する
こともあるだろうしね。
少なくとも親は、自分の子供を
信じることができる最大の
存在だと思います。
さらに、為末さんが挙げていたのは
重要な練習の取捨選択。
時間を限ることで重要な練習が
何かを考えることができます。
今、息子もショット練習は1時間。
その中で、やるべき練習は何かを
考えてくれてるといいな。
最近はドリルの量を一時期より
増やしつつ、自分のスイングを
動画で撮ってはこまめに
チェックしているので、
きっと何かは考えてるんでしょう。
基本的には練習量には適正な
時間数があるというのが為末さんの
論ですが、競技の特性によっては
練習量が大事だという話も
されています。
以下、為末さんの記事の引用。
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一つ、断りを入れておくと、
競技中に強い出力を出すよりも、
規律や正確性を求められるような種目は
練習時間が長い方が有利な可能性がある。
いわゆる練習で行うことを
本番も寸分違わず行うような競技だ。
新体操、
アーティスティックスイミング
(元シンクロナイズドスイミング)、
芸術系だ。
私はこの世界が全くわからないので
予想でしかないが、
反復により身体に覚えさせる世界は
言語と一緒で壊れない範囲で長時間行うほど
洗練されるのではないかと考えている。
最適な練習時間がどこにあるのかはわからない。
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ゴルフは再現性が重要と言われる
競技でもあるので、そういう意味では
練習量は一定重要なのかもしれません。
特に、パターやショートゲームは
練習量が重要じゃないかなあ。
モチベーション高く、楽しんで
遊ぶかの如くショートゲームを
取組めるプレーヤーが強かったりするのも
この辺に秘訣があるのかも。
楽しければ、何時間やってても
いいと思うんですよね。
ショートゲームは。
そういう意味で、北谷津GGの
ジュニアたちが強いのも頷けます。
昨日は相模CCにお邪魔した息子。
1時間半と短い練習ではありますが、
ゴルフ場で練習させていただけるのは
密度が濃くなって助かります。
普段の練習場とは違って、
芝の上で打たせていただけるのは
感性を育てるうえでもいいと思ってます。
新しく導入したパターを使って、
新たなルーティンを試している息子。
ひとつひとつをモチベーション高く
楽しんでやることが改めて大事だと
為末さんの記事から再確認させて
いただきました。
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