新ルールの講習会がありました。
大変ありがたい講習です。
2019年で大きく変わったルール。
大変わかりやすかったです。
委員のお二人、ありがとうございます。
貴重な機会をていきょういただいた
KGAのみなさまにも感謝します。
ゴルフに取組む敷居が低くなれば
プレーヤーも増えるかもしれません。
会社の同僚とゴルフに行っても、
難しいルールになると、
説明するのも面倒なので、
柔軟な判断になりがち。
初心者の多いラウンドになると
正式にはこうだけど、今は
時間ないからこうしちゃおう、とか
競技とはかけ離れたラウンドに
なりがち。
楽しむことが最優先なので、
プライベートゴルフは
それでいいんですけどね。
でも、ルールがわかりやすければ、
本当は違うんだけど、仕方なく
やってしまっている処置が
本物に近くなります。
その方が、プレーしてても
気分がいいんじゃないかなあ。
ラテラルウォーターハザードとか
スルーザグリーンとか、
ルースインペディメントとか、
そういう単語が出てくると、
もう思考停止。
うちのママもその辺が出てくると
急に耳が聞こえなくなります。
今回は、その辺がわかりやすく
なったと思います。
ゴルフにおける障害は
ペナルティーエリアと
バンカー。
あとは
ティーショットと
パターを打つ
グリーン。
その4か所だけに定義
しなおされたのは
良かった気がします。
それ以外は、全てジェネラルエリア、と。
その他にも細かく修正が
されてますが、いずれも
わかりやすくなる方向だと
思います。
いろいろ解説とか案内とか
出てますが、やっぱりJGAの
リーフレットが手短に
まとまっててわかりやすいです。
JGAの新ルール解説リーフレット
一点訂正があるようで、
24番目の救済を受ける際の
クラブレングスについては
もっとも長いクラブ(パター以外)で
計測「しなければならない」と
書いてありますが、
しなければならないわけでは
ないようです。
短いクラブて計測しても、
長いクラブの範囲に処置が
収まっていればOKということですね。
合理的でいいなあ。
もうちょっとイメージするには
動画がいいんですが、ネットに
上がっている解説動画をどれくらい
信じていいか、少し不安。
分かりやすいものも多いですけどね。
USGAの公式な解説動画は
わかりやすそうなんですが、英語。。。
これ、JGAのFacebookページで
毎日日本語訳が更新されています。
助かります。
今回の講習でも利用されていました。
なかなか、探しきれなかったので、
他にも同じように探し回っている人が
いそうだなあと思い、
現時点での最新版をまとめてみました。
英語版はUSGAがリリースしている
YouTubeの動画。
以下が、専用チャンネルです。
Golf's New Rules
https://www.youtube.com/playlist?list=PLnU5qUEfww3cS6UQ-9TFt6yu20lR62Xcv
ここでは、1本ずつ紹介します。
日本語訳の動画はJGAの
Facebookページから。
まだ、すべては揃ってないみたいです。
何故か、日本語版はFBからの
アナウンスです。
YouTubeには上げないんですかねえ。
特に気になるルールから順に
紹介していきます。
Golf's New Rules: New Procedure for Dropping a Ball
【日本語訳】2019年規則:ドロップの方法
初心者含め、最も大きく影響
しそうなのが、ドロップの位置。
膝からドロップになります。
Golf's New Rules: Moving Loose Impediments or Touching Ground in Bunker
【日本語訳】2019年規則解説:バンカー内のルースインペディメント
バンカーの処置は大きく
変わりました。
自然物を取り除いていいことも
大きな変更。
一方で、バンカー内でソールしていいのか、
ちょっと微妙。
砂のテストでなければいいとか、
ライをかえなければいいという
説明がされてますが、
結局、全くソールしない方が
よさそうだなあ。
Golf's New Rules: Ball Played from Green Hits Unattended Flagstick in Hole
【日本語訳】2019年規則解説:ホールに立てたままの旗竿に球が当たる
競技者の間では話題の改正。
でも、結構多くのアマチュアは
ピン挿したままで平然と
パットしている気がする。。。
まあ、この辺に目くじら
立てる必要なくなったのは
いいことだと思います。
早くも歓迎の声が多く聞こえます。
もしかしたら春ごろにはみんな
ピン挿したままプレーしてるかも。
そうなったら、グリーンと
同じように、ピン挿したままでも
ボールが取り出しやすくなる
装置とか、ピンに取り付けるのが
流行ったりしそう。
メーカーさん、作りませんか?
Golf's New Rules: Ball Moved During Search
【日本語訳】2019年規則:捜索中、偶然に球を動かしてしまった
これも、ボール探していて
足に触れたりすると、顔面蒼白に
なってたルールですが緩和されました。
Golf's New Rules: Areas the Committee May Mark as Penalty Areas
【日本語訳】2019年規則解説⑩:ペナルティーエリア
ウォーターハザードとか、
ラテラル~とか、なくなりました。
まとめてペナルティーエリア。
わかりやすくなったなあ。
Golf's New Rules: When to Replace a Ball that Moves on the Putting Green
【日本語訳】2019年規則:グリーン上でリプレースした球が動く
これもよく揉め事になりがちな
ルールでしたが、もう動いても
よしということにしたんでしょう。
高速グリーンだと風で動いちゃうし、
いい改正ですね。
Golf's New Rules: No Penalty for Moving Ball on the Putting Green
【日本語訳】2019年規則:パッティンググリーン上で球を偶然に動かす
ここまでくると、ゴルファーの
誠実さが問われるルール。
うっかり蹴っても元に
戻せます。
昔あった、ボールマークするときに
うっかりボールに触れて
ペナルティーになった問題も
これで解決かな。
ハリントン問題って言ったっけ。
【日本語訳】2019年規則:パッティンググリーン上で球を偶然に動かす
ここまでくると、ゴルファーの
誠実さが問われるルール。
うっかり蹴っても元に
戻せます。
昔あった、ボールマークするときに
うっかりボールに触れて
ペナルティーになった問題も
これで解決かな。
ハリントン問題って言ったっけ。
Golf's New Rules: Touching Loose Impediments or Ground in a Penalty Area
【日本語訳】2019年規則解説⑪:ペナルティーエリア内の球をプレー
新しく定義されたペナルティーエリア。
今までできなかった
自然物を取り除くことや、
クラブを地面につけて、つまり
ソールして打つことが可能に。
ここは、緩和措置が大きいところです。
Golf's New Rules: Repairing Damage on Putting Green
【日本語訳】2019年規則:パッティンググリーン上の損傷の修理
これももめがちだったルール。
ジュニアの試合でも国際大会に
なるとクレームがつきやすいルール。
もう、修復可能にしたんですね。
でも、エアレーションはなおしちゃ
いけなかったりするみたいですが。
ここも、ゴルファーの誠実さが
問われるのかもしれないですね。
Golf's New Rules: Measuring Size of Relief Area Where a Ball Must Be Dropped and Played
【日本語訳】2019年規則:救済エリア・クラブレングス
救済エリアの設定の仕方も
わかりやすくなりました。
使うクラブはパター以外で
最も長いクラブ。
これも、今までちょっと
わからない時ありました。
明らかに救済エリアの中にあると
判断できれば、クラブで
実際に測らなくてもよい、と。
Golf's New Rules: Where a Dropped Ball Must Come to Rest
【日本語訳】2019年規則:再ドロップ
今まで、実はあまり知られてなかった、
救済でニアレストから1クラブ以内に
ドロップしたときに、2クラブレングス内に
止まればそのままプレーだったルール。
結構、わかりづらさの象徴みたいな
感じでしたが、是正されました。
ドロップ後も救済エリアに止まっていないと
いけないことになって、
わかりやすくなったと思います。
Golf's New Rules: Touching Line of Play on Putting Green
【日本語訳】2019年規則解説:パッティンググリーン面に触れる
初心者には嬉しい、サポートの緩和。
ここはフックラインだから
カップの右のこの辺ね、
とグリーンを指し示しても
大丈夫になりました。
ジュニアの試合でもたまに
グリーン振れちゃってるお父さんも
いましたが、これからは
もう気にしなくてもいいですね。
Golf's New Rules: Caddie Lifting Ball on Putting Green
【日本語訳】2019年規則:パッティンググリーン上の球の拾い上げ
これもプレーファストの目的ですかね。
キャディーがボールをマークして
拾い上げてもOKになりました。
ここから先は、まだJGAから
日本語訳がリリースされていない模様。
Golf's New Rules: Unplayable Ball in Bunker
バンカーに入ったボールも、
プレーが難しいと思えば
2打罰払って脱出できます。
ただ、後方延長線上なので、
結局バンカー越え。
初心者は再びバンカーに
入りかねないですよね。。。
Golf's New Rules: Substitution of Ball Always Allowed When Taking Relief Capture
救済受ける時にボール変えても
いいよというルール。
一般のアマチュアにとっては、
ボール変えちゃいけないんだっけ?
と思われててもおかしくない。。。
Golf's New Rules: Standard for Deciding Whether or Why a Ball Moved
プレーヤーが原因でボールが
動いたかどうかという判断。
95%以上プレーヤーが影響させたと
考えられる場合以外は無罰なそうな。
これこそ、ゴルファーの
誠実さが問われるルールですね。
Golf's New Rules: Replacing Ball When Original Spot Not Known
ボールをリプレイスするときに
どこにあったかわからなかったら
推測でおいていいよ、と。
これもまた誠実さを試すシリーズ。
誰も見てなくてもちゃんとやろうね。
Golf's New Rules: Procedure for Taking Lateral Relief
ルール簡単にしようねと言いながら、
ここにはラテラルっていう危険単語が
混ざってきます。
ラテラルって出た瞬間に
難しそうに聞こえますが、
要は、ボールがペナルティーエリアに
入ったところから2クラブ以内に
ドロップしてプレー続行していいよ
というルール。
Golf's New Rules: Procedure for Taking Back on a Line Relief
救済措置受ける位置を決めたら、
1クラブ以内の半円の中で
近づかないところにドロップしようね
というルール。
ちょっと曖昧なところがあった
救済措置が明確になって
わかりやすくなりました。
Golf's New Rules: Maximum Score Form of Stroke Play
初心者の味方。
最大スコアでのカット。
カットされたホールはちょっと
寂しいですが、進行も早くなるし、
初ラウンドの場合はこの最大スコアとの
戦いになりそうですね。
Golf's New Rules: Elimination of Requirement to Announce Intent to Lift Ball
これもゴルファーの誠実さを問う
シリーズですね。
マーカーや同伴競技者に確認を
してもらわなくてもさっさと
自分で処置しましょうねと言う
ルール。
ここまでは、どちらかというと
緩和されたルールで、今までよりは
有利に働きそうなもの。
ここからは、どちらかというと
厳しくなるルールです。
Golf's New Rules: Caddies Standing Behind Player to Help Lining Up
アドレスしたらキャディは後ろに
立ったらダメよというルール。
ゴルフはプレーヤーが自分で
頑張らないといけないスポーツよ、と。
方向の確認はスロープレーにも
なりがちですしね。
小学生で親がキャディーに
つくとやりがちなので、
気を付けないといけないですね。
Golf's New Rules: Encouraging Prompt Pace of Play
ボール探しは3分まで。
まあ、今までも5分ギリギリまで
探すってことはあんまりないと
思いますけどね。
特に日本人の特性上は、
「いいです、いいです」
「打ちなおしますんで」
という文化な気がします。
Golf's New Rules: Encouraging Prompt Pace of Play
それから、40秒以内に打つ
というルール。
競技やってる普通のジュニアは
あまり引っかからないでしょうけどね。
スロープレーの人は要注意。
Golf's New Rules: Alternative to Stroke and Distance
これが、結構わかりづらいかもしれない
ルールです。
が、ちゃんと理解すれば、
スロープレー撲滅には効果的かも。
日本のゴルフ場はプレ4が
主流だったりしますが、
変形版プレ4と言っても
いいんじゃないでしょうか。
フェアウエイまで戻れますしね。
アコーディアさんとか、
この辺どう解釈するかなあ。
ここまで25種類の動画がありますが、
距離計の使用やボールが地面に
食い込んだ時の措置なんかが
含まれてないので、
まだ増えるかもしれないですね。
新ルールは基本的に
プレーファストを目指した
いい改定が多いと思います。
うまくルールを利用して、
プレー早くしたいですね。
そうすれば、ゴルフ場で
嫌な思いをして止めちゃう
と言う人も減るかもしれないし。
早く、新ルールが普及することを
祈ってます。
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