関東ジュニアゴルフ選手権をSHOTSTOHOLEで振り返る

2018年7月29日

SHOTSTOHOLE 関東ジュニアゴルフ選手権

t f B! P L
3日間を戦った関東ジュニアゴルフ選手権。
トップとの差は15打。
これが、今の息子の関東1位との距離。



ここまでの努力と結果の距離感。
はっきりとわかる差が感じられたのも
この大会に参加してよかったことのひとつ。



1日あたり、5打の差がついたことになります。
優勝した息子も尊敬する先輩。
昨年中学2年時には同じ9位だったのが
息子に勇気を与えてくれます。




初日はアンダーパーでベストを
更新できた息子でしたが、
2日目・3日目は苦しいゴルフ。



何が苦しかったのか。
今後の練習に活かすためにも
SHOTSTOHOLEで振り返ります。



初日。
スタートから好調だった息子。
もっと伸ばせたかもと思えるほど
ショットが好調。


最初の9ホールはパーオンが8回。
いい仕上がりで出かけていきました。






後半も粘って、難易度の高い
14番でバーディー。
パットが冴えてました。






2日目。
一転して苦しいゴルフ。
前日バーディーだった14番では、
2打目をフェアウエイとラフの境目から。
フライヤーがかかったようで、大きく
オーバー。

ダブルボギーを打つことに
なりました。








苦しいゴルフになりましたが、
最後は6連続パーセーブ。
粘りました。








3日目。
スタートでダブルボギー。
つまずきます。


チャンスホールの4番でバーディー。
今回からPar4の扱いとなった
7番でボギー。
この辺は想定しやすい動き。









後半はスタートから4連続ボギー。
でも、息子は冷静だったみたいです。


15・16と連続バーディーを決めて、
最後まで諦めずにやりきりました。







細かく見ていきます。
SHOTSTOHOLEのメニューの中に
Statisticsというのがあります。


ここで、各ラウンドの統計情報を
見ることができます。


今回の3ラウンドの統計情報を
比べてみてみます。


既にSHOTSTOHOLEを利用している方、
各ラウンドの数値が出ている上の
メニューの中に「Selected Round」という
選択肢があります。








これを選択すると、個別のラウンドを
比較して確認することができます。


赤枠で囲ったのはパット数。

【Putts】

 1日目 28
 2日目 32
 3日目 31


単純にパットの問題であと3打~4打
縮められると結論づけてもいいんですが、
もうちょっと掘り下げていけそうです。





続いて「GIR」。
いわゆるパーオン率です。


【GIR】

  1日目 12/18(67%)
  2日目 9/18(50%)
  3日目 10/18(56%)


大きくは変わりませんが、1打2打を
争う場面では、2日目3日目の精度が
少し落ちていることが気になります。


さらに、15Ft以内のGIRが
確認できます。


【GIR within 15ft】

  1日目 5/18(28%)
  2日目 4/18(22%)
  3日目 3/18(17%)


この確率を上げていくことが
バーディー数に直結します。


日を追うごとにバーディーチャンスが
減っています。
この辺が、今後の課題。


とはいえ、大きく落ち込んだ日が
あるわけじゃないので、今の実力が
これくらいだとも言えます。


そもそも底上げしていかないとね。






続いて、パーオン時のパット数と
パーオンを外した時のパット数。


【Putts per GIR】

    1日目 1.75
    2日目 2.00
    3日目 1.90

【Putts per non-GIR】

    1日目 1.17
    2日目 1.56
    3日目 1.50


初日が際立って見えます。
これを単にパターの調子が
よかったと片付けないでいきたい。


もちろんピンポジションの問題も
あったと思います。


特に3日目は難しそうに見えました。
パット数のスタッツが全体に
出ているわけではないので、
事実は確認できませんが、
セッティングの影響も考慮したいところ。






ピンポジションの問題はもちろん
考慮したとしても、自分の努力で
改善できるのは、グリーンに乗せた時の
距離です。


当然ながら近くに寄せれば入りやすく
なってきます。



結果的には初日のOUTのピンポジが
易しかったという説もありますが、
数字から見えてくることもあります。


【First Putt Length GIR】

    1日目 19.2ft
    2日目 26.3ft
    3日目 23.8ft

【First Putt Length non-GIR】

    1日目 6.8ft
    2日目 11.7ft
    3日目 8.9ft



やはり、初日はピンに近く乗せています。
こうなると、パターにも負担が小さい。


特に、パーオンを外した後の
アプローチがどこまで寄せられているか、
ここでスコアが大きく変わってきそうです。






今回は、ラフをしっかり刈っていただいて、
そこまで深くなっていませんでした。


林までいかなければ、ラフでもそこそこ
スコアを落とせずにいけたと思います。


それが表れているのが、FWキープ率。


【Drives Fairways Hit】

    1日目 11/14(79%)
    2日目 10/14(71%)
    3日目 14/14(100%)



最終日は全てフェアウエイでしたが、
スコアにはつながらず。


2日目にスコアを落とすことに
なった原因のひとつがWasted Shots。
グリーンを狙えないほど曲げた
ショットをカウントしています。


【Wasted Shots】

    1日目 0
    2日目 5
    3日目 0


できれば、0にしておきたいトラブル。
2日目に5回のWastedがあって、76に
収められたのは、意外に頑張ったんだね。


ドライバーショットからのWastedは
2日目に3回。
ちょっと乱れたのがここに現れているのと、
紫すみれの厳しさが出ています。




それから、6ホールずつ区切った
スコアも出ています。


ちょっと面白い傾向がみられます。



【Front6/Middle6/Last6】

    1日目 -1/+1/-1
    2日目 +5/+1/0
    3日目 +1/+4/0


落とす時はまとめて落としてます。
ただ今回はINの前半に難易度の
高いホールが多かったので、そこを
克服できるかどうかだったのかも
しれません。


2日目はINスタート。
3日目はOUTスタート。


ここでのスコアが結果を左右しています。




それから、Parスコアごとの
結果も出ています。


【Par3/Par4/Par5】

    1日目 2.8/4.1/4.5
    2日目 3.3/4.4/5.0
    3日目 3.0/4.5/4.5



如何にしてPar4のホールを
克服するかという戦いだったことが
わかります。


特にOUTの7番とINの前半。
このあたりのスコアが反映されてます。


一方で、稼ぎどころのPar5は善戦。
数少ないPar5では、しっかり
マネジメントできていたと思います。






もっと細かくみられるのが、
SHOTSTOHOLEの凄いところ。


システム屋としても学びが多い
ソフトウエアだなあ。


データを入れさえすれば、
望ましい切り口で結果を与えてくれる。
こういう時代なんですよね・・・。


まず、パター。
距離ごとの結果を集計してくれてます。


例えば、5-9ftから何打で上がったのか。
次の1打を何フィート残したのか。


初日は、9ft以内を全て1打でホールアウト。
差が出ているのはショートパット。


特に2日目。
5-9ftのパターで1.8打平均。
ホールアウト率は25%です。


3日目も3-5ftに1.7打使ってます。
ホールアウト率は33%。


この短い距離を外しているのは、
スコアに直結します。





続いて、アプローチ。
40yd以内の短いショットに
注目してみました。


どれくらいに寄せられているか?


【0-10yd】

    1日目 0.3ft
    2日目 2.7ft
    3日目 3.5ft

【10-20yd】

    1日目 1.3yd
    2日目 3.9yd
    3日目 4.7yd

【20-40yd】

    1日目 6.2yd
    2日目 ー (機会なし)
    3日目 2.0yd


やはり、初日は短い距離も好調。
寄せて、決められていました。


ここでの結果がスコアに
つながっていたように見えます。




それから、少し長めの距離。
ここからどれくらいに寄せ、
何打で上がったのかを見てみます。


【160-180yd】

    1日目 8.0yd   3.0打
    2日目 17.3yd   3.8打
    3日目 14.0yd   3.2打


【180-200yd】

    1日目 14.3yd   2.8打
    2日目 16.5yd   3.5打
    3日目 15.5yd   3.6打


160-180ydでは数字の差が
出てますが、寄った距離だけで
見てみると、前後の距離を含めて
それほど差は出てません。


3日目はユーティリティーの調子が
悪いように思えてましたが、
実は前後半のスタートホールが
目だっただけで、それ以外は
ピンそばについていたりして、
数字的な差はそこまで出てなかったりします。





むしろ、ショットの差というよりは、
その後のグリーン周りで打数の差が
ついているのが今回のラウンドの特徴。



引き続き、過去のラウンドからの傾向を
見てみます。


パット数は減少傾向。
今回もある程度実力は出せたかな。


赤枠内が今回の3日間のラウンドです。



パーオン時のパット数も
減少しつつあります。


赤枠内が今回の3日間のラウンドです。





パーオンしたときの距離。
これはまだまだかなあ。
そういう意味では、パットそのものが
改善しつつあると言えると思います。


赤枠内が今回の3日間のラウンドです。






総合的に見ると、3日間通じて
ショットは安定していた。


スコアを落とした原因は
距離の長いPar4でパーオンを外し、
ショートゲームで決めきれなかった。



今後の課題は、短い距離の
ショットで平均の残り距離を
縮めていくこと。


そして、ショートパットの精度を
さらに上げていくこと。


昨日は1日急用だったものの、
家でのパター練習だけはこなした息子。


課題がわかってるねえ。


本人の感覚的にも初日の
パットはよかったとのこと。


本人なりに、直前に自宅で
入念にこなしたパター練習が
効果的だったと感じたようです。


ただのパターマットですけどね・・・。



今後に向けて、課題が洗い出せました。
貴重な機会をもらえた日本ジュニア。


自分なりにいい準備をして
臨んでもらえたらと思います。


今日は横浜ジュニアスクール。
皆川プロや協会のみなさんに
いい報告ができる結果でよかったね。




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