「限界の正体」を為末大さんから教えてもらいました

2017年11月2日

グロービス 限界突破

t f B! P L
お会いしたわけではありません。。。
一方的に拝見して、勝手に学んでます。
為末さん、ありがとうございます。



「限界の正体
〜自分の見えない檻から抜け出す方法〜」


というタイトルの動画。
11月1日にアップされました。


時々チェックしているグロービスさん
の動画。



陸上のハードル競技で長らく活躍された
為末大さんが登壇されてます。







質疑応答合わせて1時間20分くらいですが、
講義部分は40分くらい。


さらに、youtubeのオプションで
右上のメニューから再生速度を
速めると、短く見られます。


今回は1.5倍が心地よかったなあ。
30分弱で、講義部分は見ることが
できました。


あ、いや、早いテンポが好みなので。。。



さて、今回の講義。


限界はマインドセットが作っている、
というのが結論。


マインドセットとは、先入観や
経験からの学び、思い込み、
価値観など。



ちょっと記録のためにも自分なりに
理解した内容をまとめておきたいと
思います。



まずは、思い込みの話。


例えが巧みでした。


高校球児は何月生まれの人が
多いのか、知ってました?


答えは・・・


4〜6月生まれが多いそうです。


活躍している人は、4〜6月が
多い。



でも、20歳くらいになると、
この差がなくなる、と。



ここに「思い込み」があると
説明されてます。
体力の差がある幼少期に、
早く生まれた子との体力差によって、
思い込みが生まれる。


自分よりも、あの子ができる。
あの子よりも、自分ができる。



聞きながら、我が家に当てはめます。

うちの息子も結構思い込んできたと
思います。
ゴルフで負け続けた小学生時代。

でも、少しずつトップと差が
縮まってくるのを感じて、
思い込みが消えていき、
最後は関東で優勝するまでに
なりました。



人は幻を生きている、と、為末さんは
言います。


限界は思い込み。
それが、思い込みなのだと知っている
ことが大事、だと。



陸上競技で長らく記録を破れなかった
1600m走。


ロジャーバニスターという選手が
4分を切った途端、長年破られなかった
記録が他の選手によってどんどん
更新されていく。



桐生選手が9秒台を出したことで、
他の選手も出すだろうと仰ってました。
期待したいなあ。



ゴルフでも、ジョーダンスピースが
出てきて、ジャスティントーマスや
ダニエルバーガーが出てきています。



日本でも、石川選手のあとに松山選手が
出てきて、その後も続いてくると思います。
これまた、楽しみ。


ここで、大事だなあと思ったのは


「同じグループと思っている人が
突出すると、その中から次に続く
人が出やすい」


ということです。



身近な存在が抜け出せば、俺も行けると
思う。
身近な仲間は大事ですね。



多分、うちの息子なんかは、
あいつがやれるなら、と思ってもらえる
対象になりやすいと思います。
元来、普通の子だし。


ブログでの発信がその刺激になったらいいな。



マインドセットに重要なこととして、
環境の話もされてました。



環境 ⇔ 自分


環境から影響を受ける例も
為末さんの話がうまかった。


ダイエットに効果的なのは、
コンビニから遠いところに住み、
冷蔵庫から無駄なものを捨てること。


これで、ダイエットの成功率は20%
上がる、と。



手を伸ばせば届くところに甘いものが
あれば食べてしまいます。
これに抗うのは難しい。


一流選手も、元気なときにこの傾向を
利用して誘惑を遠ざけている、と。


なるほどー。
誘惑を遠ざけるか、面倒な状態に
しておこう。
何を誘惑と捉えて、何を不要と考えるかは、
それはそれで判断しないといけない
けどなあ。


さらに、環境というか、場を作るという
ことも仰ってました。


自分が環境に影響を与える。



大学の講義中に学生がしたイタズラが
例に上がってました。



講義をする教授に対して、
右に移動すると学生が頷き、
左に移動すると、イヤイヤと
反応する。


結果、講義が終わる頃には、教授は
右端で講義していた、という。。。



自分の意志で、影響を与えることができる。



確かに。
影響を受ける立場のように見えて、
実は場を支配してる人って
いるよなあ。



この辺も、限界という思い込みを超える
ヒントがありそうです。



後半戦で特に印象に残ったのは、
トレーニングとパフォーマンスの
話です。



トレーニング

パフォーマンス


となる競技と


トレーニング

パフォーマンス


となる競技があるとのこと。



水泳は「=」となる代表例として
挙げられてました。


一方で、スキーは「≠」の代表例。



無意識にできるようになるまで
トレーニングしてしまったあとに、
身についてしまったものを変えるのは
時間がかかる。


正しい動きを覚えていればいいけど、
効率悪い動きを覚えると、あとが厄介。



これは、いい話でした。



おそらくゴルフは「≠」じゃないかなあ。
そういう意味でも、今息子が正しい
スイングにこだわって取り組んでいるのは
良かったのかなあと思っています。



一方で、型と意味、という話もされてました。



上手くなるために、覚えなければいけない
当然の動き。
考えなくてもできるようになるなるために
必要なトレーニングです。


応用するためには意味を考える
必要はあるけど、考えずにできるためには
没頭してやることも必要。



最後に、夢中と客観視という話もされていて、
考えることと没頭することをキッチリわけて、
行ったり来たりすることも大事だ、と。



為末さんの場合は日毎に分けていたようです。


今日は、没頭して反復練習する日。
今日は、徹底して動き方を考えながらやる日。


なるほどなあ。


うちの息子で言えば、
スイングにこだわる日と、
ドリルに没頭する日を作ると
いいんだろうなあ。



「ゆらぎ理論」


についても紹介されてました。


上達に向けて最短距離で一直線に
進んで行くと、どこかで頭打ちに
なる、と。


むしろ、右や左に大きく進んで、
行ったり来たりした方が、
ブレイクスルーしやすい、と。



スランプは遊び人の方が
抜け出しやすく、真面目な人ほど
ハマりやすいって話も出てたし、
寄り道もいいんだろうなあ。



限界は思い込み。



50歳から新しく言語を覚えることも
できるし、今まで言われていたことも、
常識として考えられていたことも、
間違ってるかもしれない、と。



決めるのは自分。



限界作らず、夢中になりながら、
時々自分を客観視しつつ、
行った来たりしながら、
思い詰めすぎずに楽しむことかな。



為末さんがくれた30分の講義。
貴重な時間になりました。









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